ベイビーことマイルズは、アンセル・エルゴードが演じています。車を操る技術がずば抜けていて、天性の才能です。マイルズは、子供の時に事故に会って以来、耳鳴りという後遺症があります。耳鳴りをかき消すためにマイルズはいつもイヤホンで音楽を聴いています。用事以外は言葉を発しないマイルズに逃がし屋の仕事をさせているボスのドクは、ケヴィン・スペイシーが演じています。ドクはマイルズが、他人の会話を録音して集めて編集してオリジナルの音楽を作ることにも理解があります。
マイルズは、同居している育ての親であるジョーを大切にしています。ジョーは足と耳が不自由です。マイルズが不法な仕事をするのをジョーはいつも心配しています。そして、もう一人、マイルズの心に寄り添うのは、ウエイトレスのデボラです。ベイビーフェイスのマイルズと、女の子の面影を残すデボラの恋は、見ていて気持ち良く、応援したくなります。
ボスのドクは仲間を集めて、強盗を計画しマイルズに運転させます。しかし、計画通りいかないのは世の常です。マイルズの運転技術はこの映画では、見所の一つです。アクションもなかなか見ごたえがあります。
マイルズが、ジョーとでデボラを守る姿が美しく心に残る映画です。
コメント